Curtain & Interia
重いまぶたを片方だけやっとあげ、寝室のカーテンの隙間からもれる朝日を確認して、本日の山登り決定をさとり、あと30分追加で寝ておくことにした。まあ、連日の天気予報を見ても、雨のマークなんてまったく登場してないのだから、、朝日を確認するまでもなく確定だったわけだけど。夏休みの子ども達をつれて、今日から田舎にお泊まりなのです。
数年前、これといった遊び場所もなく、庭で犬とたわむれるのにも飽きた子ども達の「どこかに連れていけ」という要望に、このへんの娯楽施設?!・・・と腕組みしていた時、小学校の遠足定番の筑波山を思い出し、「たまには登ってみるかな」と訪れて以来、毎年恒例の行事となってしまったのだ。小学校の遠足で登るくらいなので、そんなに激しい傾斜はないのだが、普段それほど運動に勤しんでいない大人にとっては結構しんどいのだ。
去年の夏に訪れた時は、さすがにロープウェーが動いていないんじゃないかと思ったが、ちゃんと運行していて、「ほ〜ら、やっぱり動いてなかったでしょ〜」と、敵前逃亡を目論んでいた母の思惑はがっつり覆された。
男体山と女体山を結ぶルート上には、ガマの口と呼ばれる巨大な岩がある。上下に2つ先が尖ったような岩が2つ口を開けたように重なっていて、その口の部分に石を投げ入れて見事に留まったら願いが叶うと言われているのだが、長年の来訪者のお願いがぎっちりと詰まり、新参者のお願いを聞いてもらうのはかなり難しい状態になっていた。確か最初に訪れた時は、小学生の次男といとこ君が絶対に入るまで山を下りないと駄々をこね、20分近く石を投げ続けていたと思う。
お兄ちゃんは早々に諦め、そんな二人にせっせと小石を渡してあげていた。ロープウェーで一気に頂上付近に登りつつ、あの大きな地震はあの岩に何も変化をもたらしていないといいけれど、と少し心配しつつガマの口の前にたって、驚いた。ガマの岩自体には何も変わったところはなかったが、口にぎっちり詰まっていた小石は3分の1ほどが崩れ落ちていた。前の年とは様相が変わったガマを全員でぽかんと言葉も無く見上げていたが、ここはポジティブシンキング。
「ほら、願いがかなった小石たちが席を空けてくれたから、あなた達今度はもうちょっと簡単にお願い聞いてもらえるみたいよ。」母の一声でちょっとテンションの下がっていた子ども達も笑顔で小石を物色しはじめ、口めがけて願いを投げた。
さて、今年のガマの口には、小石がどれくらい詰まってきているだろうか。一気に戻ってたら・・・また20分コースだ。